金谷幸三流花伝の書その15

和歌山のギタリスト金谷幸三による実践的ギター講座(SEO対策済)

■アガらないための処方箋■

人前で弾くのはどうしても緊張して、上がってしまいますよね。
実は僕自身、嫌になるほど「あがり症」でして、人前に立つ仕事に全然向いてないんです。
そもそも人に面するだけで不安と緊張でドキドキする「人見知り・対人恐怖症」ですから(笑)
知らない人に電話するのも苦手、会うなんてもってのほか。
そんな僕でも、とりあえず舞台で一人きりにならなきゃいけないわけで、それはもう大変でした。

今回はその経験から、アガリを軽減する方法を書きたいと思います。
「かならず緊張するもの」だから「軽減」です。

実際、理屈はわかりませんし、あくまでも個人的な経験ですので参考程度にお読みください。

1.深呼吸

よく言われる方法です。
ただ、これを舞台袖でいくらやっても効果はそれほどではありません。もちろんルーチンとして方法や回数を決めておくのはけっして無駄ではないと思いますが、
それよりも舞台に出てお客さんの顔を見渡してから深呼吸するほうがいい。
まな板に乗る前からあれこれ考えるのが良くないわけで、乗ってしまってから観念するというか(笑)

呼吸に関するものでは、とにかく鼻呼吸がお勧めです。
舞台袖では口に水を含む(のどの渇き対策+火照った頭部を冷やす)ことで自然と鼻呼吸になります。
僕の場合は直前まで口に含んで飲み干しながら舞台に出るようにしています。

2.口に何かを含む
上述の水もそうですが、ガムも効果的です(後述する理由のためアメよりも効果的)。口の中っていうのは生き死にに関わる食を感知する場所なので、おそらく無用な(カッコよく見せたいとか、恥をかいたらどうしようとか)どうでもいいことに向かっている意識が自然に口に分散するというか。そういう効果があるようです。(他の理由は後述)

3.顔の筋肉をほぐす
とにかく無意識にこわばっています。とくに顎関節と目のあたりですね。眼球ストレッチと口を思い切り開ける動作が効果的です。
腕や肩、首よりも顔。そしてついでに股関節。

4.未知なるものをなくす
リハーサルとかがあるのでしたら、実際の音の返り(聞こえ具合)とピアニッシモが聴こえるか(これは力まなくても大丈夫と言う安心を与えます)確認、そして椅子までの歩数を数えておきます。
この歩数は本番同じ歩数で椅子までたどり着いてください。これによって、すでにこの舞台に立っていた経験があると思いこませるわけです。
(これをやり遂げたことでひとつの達成感が生まれるというのもあるようです)。
曲の練習なんかより、リハーサルではそういうことをやったほうが良いですね。
さすがにゲネプロは進行の時間を図るのでスタッフのためにも弾いたふりは必要ですけど。
未知なものに対する不安をなくすということです。

こんな顔で舞台に出ないで!

5.舞台上から客の顔を見る
ここからはお客さんとの対話です。僕は必ず笑顔で舞台に出ます
これは顔の緊張をほぐしているのと、舞台は自分にとって楽しいものだと思い込ませるためです。
そして、一礼する前にお客さんを見ます、左右前後2階席まで。この段階でお客さんが少ないとさすがにテンション下がりますけど(笑)
お客さんの顔が見える小さな場所では、優しそうな顔をしているお客さんを探してください。必要なら知り合いを仕込んでおくのもいいでしょう。
そしてその人のために弾いてあげる気持ちを持つのです。
苦虫をかみつぶした顔で見ているお客さんは無視しましょう。
発表会などを見ていると緊張のあまりこわばったまま登場する人がほとんど、その逆をやって下さい。見ている人まで緊張してしまいます(笑)

6.演奏中
なぜか演奏中に突然、緊張しだす時があります。自信が無いところはそうですよね。その時は結果的に、なにか姿勢のバランスが崩れたり筋肉がこわばり始めてますので、顔の筋肉と股関節を動かしてみるといでしょう。
それと顔の向きを普段とは逆の方向へ向けてみたりします。このことで聴いてる耳が変化して脳への伝達に影響するようです。
それと大事な頭部を動かすということで上述したように無意識に無駄なことが分散されます。

6.三半規管を探れ

とまぁこれだけではないのですが、これまでの経験上どうやら、アガリ軽減のポイントはどうやら三半規管にあたりにあるのではと思います。
顔の筋肉、目の筋肉もあるのですが、水を含むと耳の聞こえ方が違いますよね。ガムをかむと顎の関節が動くのですが耳に影響してますよね。
鼻呼吸もそう。ヘッドホンをすると集中するのと同時に聞こえ方が内向き(骨振動っぽく)になっていくのも、なにかそこらへん耳の奥あたりにあるような気がしてならないのです。

股関節や中心を意識して体幹のバランスを整える、頭部の機能をフル回転してやはりバランスを整えること。
これが「あがり症」軽減につながるのでは。

7.死にはしない!
最後にはこれ。
アガリすぎて舞台で死んだ奴ぁいない(笑)

以上、ご参考までに。

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