金谷幸三流花伝の書6

和歌山のギタリスト金谷幸三による実践的ギター講座(SEO対策済)

■柔軟な姿勢に清き心が宿るってか■

しかしギターほど好き勝手な弾き方が許されてる楽器も珍しいんじゃないかと思います。
もちろん楽器の形状や奏法によって違ってくるのも確かですが(ギター属、種類多すぎ・・・)、
ここではクラシックギターの構え方を扱います(一応クラシックギタリストだし)のでアコギの方は参考程度にお考えください。
でも最近のアコギもお尻のほうが小ぶりになってクラギに近いのと、やはりフィンガースタイルだと共通することも多々あると思います。
昔よりは違いが無くてもいいのかもしれませんね。
ただし、楽器の別より、人は見かけも中身も似ているようでそれぞれ個々違うわけですから、いつものように「原則基本理念」として参考にしてくださるようお願いします。

もともと僕らの子供や学生の頃はそこまで姿勢について厳しい指導はありませんでした。しかしそのせいか、ギターのおかげで背骨は曲がり、中学時代から肩こり神経痛という有様。
そこで留学時代に自分なりに試行錯誤したスタイルやフォームを作る必要があったんですね。
実は同じようにギターのせいか(小指を置く癖?)右手の小指側甲の骨が湾曲していて付け根が引っ込んでしまってる。気づいたのは高校になるあたりでしょうか。
おかげで薬指にもろ影響を受けて、もしこの症状がなかったら今頃はドイツグラモフォンあたりと契約してたかもしれません(笑)。
そんな妄想を抱かないためにも、今回の姿勢講座ですっきりしましょう。

あと例え今は良くても歳を重ねると必ず、体に変化が起きます。そのときにギターが弾けない、そんなことにならないよう姿勢やフォームには気を使ってほしいですね。
しかし長年染み付いた「歪んだ姿勢」は逆にそれでバランスをとってしまってるので、そっちのほうが弾きやすく感じるかもしれません。
でも、一度何かのアクシデントでそのバランスが崩れたら「神経痛地獄」ですよ(悪徳商法の手口)。。

それではまず「座り方

1.椅子に「普通に」腰かけてください。前のほうである必要はありません。いざとなれば背もたれに持たれても構いませんが、軽くクッションを挟んだくらいの距離がいいかも。
一般的に前に座らせようとする理由として「足の間にギターのボディーを落とし込んだ時に椅子に当たるから、または背もたれに絶対触れさせないようにして背筋を伸ばさせたいから」くらいしか思いつきませんが、
椅子に当たらなければ大丈夫だし、背筋を「普通に」まっすぐしてればいいわけですからね。
このように常に「何のために」やっているかを考える癖付けが欲しいところです。

2.椅子の高さは目安として太ももの上辺が地面と平行か、すこし膝に向けて登り斜面になる程度。これは楽器がすべって不安定になるのを防ぐのと、膝の位置が低すぎると椅子のエッジで太ももの裏を圧迫し血流に悪いし、
逆に高すぎると股関節に不要な負担を強いるかもしれません。とにかく長時間、楽に過ごせる形がいいのです。

3.そして普通に両肩のラインを前方に向けて揃えて座ります。(この両肩の位置というのが重要でこの先にも影響します)。
ここまではまだ、何もせず普通に普通電車の座席にでも座っている感じですね。普通の良識ある大人が公共の場で座っている姿です。

4.では次に両足を軽く肩幅よりすこし広く開いてください。左右対称にお願いします。この時足の先は自分から見て「逆ハの字」になっているはずです。
たいてい人間の体はそうなるはずですね。
さて、ここからギター用にアレンジしていくのですが、最近は足台の代わりに支持具を使用される方も多いと思います。しかし足台を使うという以外ほとんど同じになりますのでこのままお読みくださってかまわないと思います。

で、今足を開いて足が逆ハの字。となると足台もその角度で置くのが自然です。
この時の足台の高さについてはまた次回、ギターの構え方の稿で述べようと思います。

以上が座り方の基本です。
一般の教則本と根本的に違うのが「左右対称」をできるだけ心がけていることです。このことで股関節、腰骨の歪み、背骨のねじれをある程度防ぐことになると「信じて」の姿勢です。
ギターを弾くことより、まず椅子に長時間座れることを考えましょう(笑)

しかしながら、僕のレッスンではすべてにおいて、次のことを必ず考えるようにしています。
それは
形は固定してはいけない!
基本形がいいからとそこで固まってはだめです。柔軟に例外対処していくのですが、大切なのは「いつでもその基本、ホームポジションに戻れること」です。

教室ではよくテニスの基本スタンスで例えます。バックに振られても逆を突かれても、基本ポジションに素早く戻って備える。
これですね。

ではまた。