音楽のレッスン3「なぜそう弾くのか」

和歌山のギタリスト金谷幸三による実践的ギター講座(SEO対策済)

■右手のタッチに影響する迷いごと■

レッスンでは次のようなことを考えていただきます。
「なぜそう弾くのか?」

みんなそうしてるから。。。。

1.メロディーはアポヤンドで。

どうやら禁じられた遊びとかを弾くときに徹底的に刷り込まれるみたいですね。

「アポヤンド」

たった6本しかない弦(有効数は4本くらい)、すぐに消えていく貴重な響き。
それをわざわざ指を置いて止めてしまうなんて。。。
とくにアルペジオの響きの上にメロディが乗る典型的なギター曲でそれを教え込むなんて。

禁じられた遊びの場合、
メロディーラインは大切なので大きな音で弾きましょう。(これは主題で正しい)
(ただし)「アポヤンドはしっかりした音が簡単に出せますが、
この場合は他の響きを損なうリスクのほうが大きいので使えません。」
(ここが説明されていないのがほとんど)
最終的な結論は
「アルアイレでしっかり薬指の音が出せるようにしましょう。」
と、まぁこういう風に導いて行きたいところですが、

とにかくアポヤンドで!

それとあと、もしメロディーが同時に複数現れたら?(多声音楽=ポリフォニー)。
どうするのでしょうか。。。
おそらく二つのメロディーに指が当たってブツブツに、なんてことに。
まぁたぶん、気にならないのでしょうね。。。。。

それでもアポヤンドで!

でもここで言いたいのは「アポヤンドは使わない」「アポヤンドは悪」ではなくて、
そういったデメリットに影響しないのなら、使用理由の優先順位が高いならどんどん使ってください。
でもそれは「正しい」アポヤンドでお願いしますね、ということです。

2.メロディーは同じ弦で音色をそろえましょう。

同じようにこれも、よくあるパターン。運指で指定されることが多くて、なぜこの運指?って考えたら
おそらく、音色を揃えたいんだな、とわかる。
さぁ、その場合。
単純な話です。「全部それで弾けたら世話無い」ですね。
全てのメロディーがオクターブ内で終わるならそれも可能でしょうが、まぁ無理です。
複雑なクラシック音楽のメロディーならなおさらのこと。

結局どうせどこかで別の弦で弾かなくてはならないんだったら、最初から複数の弦を使って音楽的に弾けるようにすべき。と
僕なんかは思ってしまうわけです。

そもそも、音は右手のテクニックで作るもの。弦の素材で左右されてどうする(笑)
それに質量が各弦違うのだから音色は微妙に変わって当たり前。それがギターなのですから。

昔のギタリストは1弦の開放弦の音が嫌いだったみたいですね。
ただ、この1弦の開放弦、ポジション移動では嫌というほど利用しますので、この音をきれいに出せる練習をしたほうがいいです。

どうせ無理ならはじめからしない

これらの問題点、だからといって先ほどと同じ「無駄だから禁止!」ではないのです。
もし、普通に弾いて音楽的に問題なければ、そのあと「遊びで」じゃんじゃん利用すればいい。
そのことで「ギターらしさが」付加されるなら、それこそピアノや他の和声楽器とは別の表現ができるかも。

僕が言いたいのは、
ちゃんとした説明もないまま、音楽的に何もできていないレベルの人に、「そういうもの」と教え込むことが先の上達を妨げている
ということ。

左手教育よりも、音を出す右手のこと、本当に大切なことをもっと考えていただければ。