11月のプログラムに思う

11月19日に行うコンサートのプログラムもチラシ入稿をもって最終決定。

かなり重厚なプログラムとなりましたがいずれも思い入れのある曲ばかりです。
ブリテンのノクターナルや武満のフォリオスは中学生時代から弾き始め、高校卒業後のリサイタルでも演奏し、
その後機会あるたびに舞台に上げていた曲。パリでのデビューの折にも演奏しました。
そして27歳から約6年のブランク、つまりギターをやめたきっかけも、このフォリオスが自分の中で完全に手中に収めてるにもかかわらず、緊張「あがり症」のせいで舞台で満足する演奏ができない、そのことも要因のひとつだったことを思い出します。

パーセルはソロ編曲で出版する以前に、実はこれもやはりパリで2重奏編で弾いていたんです。ソロに編曲しようと機を伺ってたわけですが、2000年に「カポタスト使用必須」のアイデアが浮かんでようやく実現したものです。

テデスコやバッハも高校生の頃から留学時代も含めよく弾いていたもの。今でもシャコンヌはライフワークに近い思いがあって、いつか「名演」と呼ばれるレベルにする夢があります。

この写真の頃から約30年、歳を重ねて時代も変わり、ふと若い頃を思い出すことも多くなりました。

ギターや音楽、現代音楽にまだ夢を持っていた時代から今、何を失い、何を守り続けてきたか。
このことを見つめなおす、11月19日はなにか大切な節目のコンサートになりそうな予感がします。

いずれにせよ良くも悪くも今現在の「金谷幸三」を出せるコンサートを目指します。
ただ、あんまり気負うとロクなことが無いので適当に頑張ります(笑)

演奏プログラムは次の通り:(演奏順)

ブリテン:ノクターナル
パーセル:組曲2番(6弦バージョン)
ソル:第7幻想曲

武満:フォリオス
バッハ:シャコンヌ
ポンセ:小品集
テデスコ:ソナタ