それはそれで

次の曲

先日、恥ずかしながら尺八とギターの曲を発表、デビュー作としましたが、書いているときに「あぁこういう書法もあるかな」と浮かんだアイデア。

それは、尺八をメロディー楽器、それをサポートするギター、というありきたりのパターンではなく違った角度でサウンドメイクを行うこと。

松本太郎さんの音を聴いていて、
尺八の音は自然に溶け込む環境音のようなものかもしれない、と感じ、その壮大な環境音をオーケストラに見立ててギターが協奏曲的に絡み合う曲のイメージが漠然とできつつあります。

邦楽器・洋楽器のような小さな差にとらわれず対峙し、対話しあうそれぞれの存在。

「未だ明けず」はそもそも改編を繰り返して進化していく楽曲なので、さぁどうなって最終形をむかえることやら。

尺八とギターのための音楽、まだまだ可能性ありそうです。

少しづつ少しづつ

3年前、SNSに投稿したまだ奈良にいたころの思い。
今も持ち続けて入るのだけれど・・・・・

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いろいろやりたい(やっておきたい)事はあるのだけれど、相変わらず自分一人じゃなかなか前に進まない。

それでも事を起こさないと気が済まない。
この先の目標は「統合」。もしくは「シェア」。

たとえば今使わせてもらっているギャラリー中村さん、雰囲気がいいのでここを奈良のギター文化の発信基地にできないか。
個人的に弱い力が分散しているように思えるから、皆で積極的に活用できないかな。

本格的なギター演奏にそこに行けば頻繁に出会える環境。そのうちの一つに僕の演奏が仲間入りできるのはうれしいことだけど、目標はそういう小さな私事ではないのです。
プロ側からの明確なメッセージ。活性化のためにプロがやれること、いろいろあるはずです。
そうしているうちにアマチュアのカラオケ中毒がすこしでも変化してくれれば、もっと文化的に環境的に上の世界が待っている、と信じています。

プロとアマとの間に明確な壁(差)、僕はそれを造ろうとしています。
リスペクトのある世界。アマチュアに意見する前にまずプロに
「しょぼい演奏してんじゃねーよ!感動させてみろよ」と自戒を込めて言いたい。炎上必至(笑)

賛同してくれる仲間と事を起こせないか模索してるんだけど、それよりも自分がプロデュースして人を呼んだほうが速いのか。
30人程度の会場。
集客と資金繰りのパターンさえつかめれば、目指して実践してみたいですね。

フルートの岡本万貴さんと

9月16日、和歌山のLuruHallオープン一周年特別企画「映画を奏でる音楽会Xクラシックカフェ」に、

地元フルーティストの岡本万貴さんとのデュオで出演しました。

岡本さんとは3,4年前に共演して以来ですが、彼女の音楽センスと共鳴することもあって和歌山で是非とも一緒に音楽活動を!と思っていた方です。

今回は来年に企画している演奏会用にピアソラの「タンゴの歴史」から他、コラボ用の映画音楽などを演奏しましたが、ギターとフルートの組み合わせが初めてというお客さんも多くいて、和歌山での啓蒙普及にもっと関わっていかないと!と思いを新たにしました。

バロックもの編曲から古典近代のオリジナル、そして現代曲。ギターの武器であるスペイン南米のレパートリーなども含めて、

一度ちゃんとしたデュオコンサートをやろうかなと。

そのときは武満徹の名曲「海へ」を和歌山初演(いまさら)、これが楽しみ。

よく考えたら、僕が演奏する曲ってほとんどが「和歌山初演」なんですけどね(笑)

作曲解禁しました。

「曲は作らないんですか?」と訊かれたとき、

「作曲家を目指して勉強している人に失礼だから」と創らない理由を言ってきました。

イージーリスニング的ギター曲だけで作曲家先生ぶる勇気もないし。

現代音楽作曲家へのリスペクトが強かったこともあって、同列に自分を置くなどとんでもない話だったわけです。

 

今後「なぜ曲を作り始めたのですか」と訊かれたとき、

そのときはどう答えようかな。

「必要に迫られて」
「指を故障した時の保険」
「使用者でなくアーチストとして扱ってほしいから」

まぁいずれにせよ「ギター作曲家レベル」なので、堂々と「作曲家」という肩書は使わないでしょうね。

 

徳永真一郎氏とのジョイントを終えて

昨年に続いて企画したジョイントコンサート。

今回は和歌山、奈良に加えて私の出身地・神戸でも行い「パリから香るギターイズム」を関西各地にお届けしました。
徳永君の演奏については今後、雑誌など多くの場所で語られていくでしょうから割愛。
個人的には10年後の彼からにじみ出てくるものを聴いてみたい、その希望が持てるギタリストだと感じています。

ただ、私もまだまだ負けるわけにはいかない。
そこで今回は、彼から何か盗めないかといろいろ質問をしてみたのですが。その時彼の口から出た言葉の中に、自分にとっては衝撃的であり、棘のように突き刺さり忘れることのできないものがありました。

あれは確か、なんやったかな(笑)。。。

大意は「音楽性と言う言葉」に逃げるのではなく「技術」を完璧にして答えを残すことが重要。そのために努力する。だったかな。

忘れもしません(笑)

もちろん、これは私の考えとは違うのだけれど、それこそまさに自分のことを言われているようで強烈に刺さってきました。

技術テクニックの安定。
これは今50を過ぎて取り組んでいるところで、質問で聞き出した彼の練習法は大変参考になりました。
方法としてはどれも既知のもので「結局はそれだよね」になるのですが、「完璧さを求める努力」の部分で彼ほど徹底していなかったと反省しています。

でも木村大くんの練習法にも感じたことで、練習「ギターを弾くこと」にストイックであること、これがトップクラスの演奏家の共通点なんでしょうね。

努力嫌いな自分には無理かなぁ(笑)

共演者、スタッフ、お客さん皆さんに感謝。
また機会があれば企画していきたいと思っています。

聴きに来てくださった皆様の反応が良かった曲。
私の「第七幻想曲」
彼の「南のソナチネ」

意外とデュオのフランセが好評だったのはうれしい限りです。