
新型コロナの影響で軒並みライブが中止、延期となっています。出口の見えない状況で文化の衰退が危惧されますが、こればかりは仕方ありません。人の気持ちの問題ですからライブ会場に恐怖心を持たれた以上、私たちが躍起になって活動を行っても、また未知のウィルスが発見されるたび同じことの繰り返しでしょう。復興最中に同じことが起こればさらに停滞し衰退してしまいます。これまでの長い歴史の中で何回も経験してきたことでもあります。そして音楽文化は必ず蘇っています。でももうそれはこれまでのものとは全く違う形態をとって加速的に進化する、今まさにその転換期が来たのかもしれません。
先日54歳を迎えた私でさえ、配信というものに真正面から取り組み始めました。生で聴くのが一番、それはもはや幻想なのかもしれません。音響や臨場感はいずれテクノロジーによって解決されるでしょう。そうすれば、固いイスやマナーの悪い隣人に悩まされることなく、飲食も、チャットでの会話もOK。これは歓迎されるべきこと。人の匂いや会場の空気感、失うものもありますが得るものもあるのではないか。
今回4月18日に初めて有料ライブ配信を行います。是非ご視聴ください。